理念・事業戦略②
理念「夢あふれる未来への貢献」とは、
人の成長と幸せの実現に
全力を傾けることです。
代表取締役社長 ハニガミ将也
たぶん、世界初の事業だと思います。でも、それがどうした?という感じですね。
実は、この筋膜マニピュレーションをベースとした当社のサービス業態は、いずれ日本の半分くらいの整体院をこっちに変えてしまうくらいのビジネスモデルだと思っています。そして、少なくとも当院のような整体院チェーンは筋膜マニピュレーションを生んだイタリアにもないし、世界中のどこに行ってもないでしょう。つまり、世界初だろうなと。ただ、この業態で世界初と言われても、私はあまり嬉しくない。ほとんど興味がないんです。それよりも、そういった事業を実現できる人材を輩出できていることが嬉しいんですね。そして、人の可能性を信じて追求した結果、ゆくゆくいろんな事業ができてきて、そこにさらに優秀な人材が入って育っていく…そんなループを創り出して、夢あふれる未来をどんどん実現していきたいのです。
整体院チェーン事業は私たちのスタートの姿。そのコアコンピタンスは人材開発力です。
そこで、スタートの今は整体院を真ん中に置いて全国に店舗展開しながらリハビリ事業を進めているわけです。でも、私たちの差別化のコアは人材育成力なんです。それさえあれば、優秀な人材が集まって育ち、そこでさまざまなノウハウと出会えたらいろんな業態が生まれる。人は、チャンスさえ与えられれば弾けるんです。そういう確かな実感もあります。よって、私たちはたまたまPTを軸に事業を始めたんだけれど、次は薬剤師、その次はナース、そしてレントゲン技師と、ゆくゆくはあらゆる医療人に広げて、私たちのように技術を磨き、評価されてキャリアビジョンを描き、家族を養っていく。一方、商品・サービスとマーケティングを備えて事業を創って行く。そんな会社へとフェーズを上げて行きたいと思います。
事業規模の拡大とは、人の成長による組織の充実だ。次の未来はそこから開けていく。
私は、2年で100店舗を達成すると言っています。しかし、これは売上目標を意味するのではなくて、組織づくりの目標なのです。つまり、その規模になると、おそらく私が直接現場に関わらなくても会社が回るよう人材がそろっていると思うのです。楽しみですね。その時になったら、その売上を新しい業態開発へ、世界展開へ、NPO活動へと振り分けて、戦略のフィールドをどんどん広げていきたいのです。こうして、皆でやりたいことを実行していくのです。私たちの理学療法士資格保有者にも、同じくそう感じてもらって、もっと自由に翼を広げてほしい。「夢あふれる未来への貢献」という理念はそのくらいの広がりを持っているのだと、そして、事業が拡がっていく未来を信じてみたいと、そういう皆さんと一緒に前に進みたいと思います。
「社会の負」を解消していくことを最大のテーマにおいて、私は事業を拡げていきます。
私は、実は葬儀社の4代目として生まれました。そのおかげで、人間の生き死にとの関わりが自分の中に深く刻まれています。そこから私自身の生きる指針も生まれ、コンセプトを「社会の負」を解消していくこととしました。したがって、儲かるからやろうではないんです。そうではなくて、働いている人の負とお客様の負が一度に解決できるビジネスモデルを求めてこの事業にたどり着き、今、PTを取り巻く環境の負とお客様の不健康という負を同時に解消しているのです。よって、私にはさらに、お子様の精神障害といった親御さんが抱えていらっしゃる負や幼児の虐待といった社会の負が気にかかっています。そんな方々を含めすべての人が夢あふれる未来につながるよう、あらゆる可能性を見つけていきたいと思います。