理念・事業戦略③フランチャイズ・オーナーは語る-1
私は放射線技師だったので、理学療法士はよく知っています。
その優秀さ、その熱意には、何を置いても賭けるべきです。
KINMAQ整体院/栃木
代表取締役社長 小宅史高
プロフィール
事務機器OA機器を販売する有限会社ケーエムシステム代表取締役社長。KINMAQ整体院フランチャイズのスタートは2021年10月。栃木県を中心に展開し、まず宇都宮に1店、小山に1店を予定。社員数5名。
M&メディカルリハは、2019年以来、全国へ「KINMAQ整体院」をフランチャイズ展開。当ブログでは、そのオーナーの皆さんに参加していただき、自社の新規事業としてKINMAQ整体院を選ばれた理由や、そのビジョン、また、そこで活躍する理学療法士資格保有者への要望や期待、共有したい夢なども語っていただきました。
私は、診療放射線技師として、病院で理学療法士と共に仕事をしていました。
実は、私、そもそもは診療放射線技師として9年ほど病院に勤めていまして、理学療法士の方とも働いてもいたんです。その後、父の事業を継ぐことになり、病院を辞めて事務機器OA機器販売の会社の社長になりまして、現在、社員12名で約2億円を売り上げております。ただ、この業界、ペーパーレス化の流れでどんどん縮小していまして、新規事業の立ち上げが必要だと考えて、フランチャイズの展示会にも毎年足を運んでいたんです。そんなある時、このKINMAQ整体院に出会いまして、理学療法士資格保有者が施術するというのに興味があってお話を聞いたら、それはもう担当の方が熱くて。社長のハニガミさんでしたけど、もう理学療法士の力を信じてその教育こそが事業のコアになるんだと、もう儲けの話なんかそっちのけでした。でも、だからなんです。これは一緒にやっていけるなと、私は5分で即決したんですね。
私は彼らをよく知っている。どれだけまっすぐで、どれだけ努力を尽くしているか。
やはりね、彼らはほんとに優秀で、病院では何より患者さんを救おうという思いはまっすぐだし、そのために本当に勉強する。だから、そんな人たちがやる整体って相当のものだろうなとすぐに想像できたんです。しかもですよ。筋膜整体という新技術で確かな施術品質を出せるし、何より自費施術の教育…お客様に向けた対応についても事細かにマニュアル化されて、教育プログラムもしっかりしている。申し分なかったです。理学療法士資格保有者のことをよく考えているというのが分かりましたからね。そして、我々フランチャイズもこれを100%利用できるので、もう即決でした。そうやって理学療法士資格保有者にチャンスを与えてしっかり鍛えて現場に送り出し、待遇も整えてキャリアアップを果たす。彼らがそれに応えないわけがない。これは私にとって、かけがえのない出会いとなりました。
第1号店は1年で、予約待ち1か月。2店目出店ももうすぐです。
そして、FC契約から半年。店舗と備品を準備して、採用と教育は本部にお任せして人材を待ちました。実は、ここが一番大事でね。最初の方が、第1号店の院長になるわけですから。すると、とても優秀な30歳が来てくれた。仮にも新規事業なので、オーナーの決断に応えなければと、そこまで考えてくれていました。ありがたかった。これで1年になりますが、今では、月商270万と業績も順調で、予約が1か月待ちまで来ていまして、理学療法士資格保有者が予定の3人になれば400万ベースになります。途中、4名に増員したあたりで、若干、コミュニケーション不足を招くこともありましたが、そこには私も積極的に入って行くようにしてすっかり問題は解消できました。そして、2店舗目を小山に出店する準備も整っており、いよいよ多店舗展開へ進もうとしているのです。私も、理学療法士資格保有者の皆さんとしっかり進んで行きたいと思いますね。