手厚い教育制度③OJT研修
導入研修後の現場スタートをスムーズに。
お客様対応やもろもろの心配事を院長と一緒に解決。
水戸院 院長/スーパーバイザー 鶴田 尚也
プロフィール
2019年入社、理学療法士資格保有者。つくば国際大学 医療保健学部 理学療法学科卒。一般病院で外来リーダーとして勤務経験あり。経験症例15000以上。筋膜マニピュレーションレベルⅠ,Ⅱ修了、BiNI Approach 旧本コース修了、JARTA Basic・レベル1修了、茨城県介護予防リハビリ専門職指導者。
OJT研修は、導入研修後に現場に配属されてから、新規対応や技術的な面での具体的な問題を一緒にクリアしたり、業務上の目標を再確認して取り組み方を共有し、基礎から応用へ成長できるよう院長が個々にフォローしていく研修を指します。日常的なマネジメントと並行して、配属から計1日分、約8時間をそれに充てて主に面談という形で実施します。
導入研修後にそのまま現場に出て、顧客対応がうまくいかなかったら……。
OJT研修はそんな背景から生まれました。技術研修というのは病院の頃から経験もあり、社内プログラムでもしっかりフォローしてあげられるけれど、お客様への対応というのは未知の世界なわけで、うまくいかないこともきっとある。ここは誰かがきちんとサポートする必要があるだろうと、院長が責任を持って新規顧客対応へのフォローやフィードバックの時間を確保するというのがスタート時の趣旨でした。そして、新人スタッフに対して1日分(8時間)の時間を充てるとしたわけです。
特に最初の1ヶ月目は必須でしょうね。新規顧客に対応した後、この方どうだったと一緒に振り返る時間を8時間分ぐらい取ってあげないと、何が良くて何が悪かったか交換もできない。そのお客さんはこうだったからこうした方がいいよと現場なりの応用的な対応を示唆して、それで安定してきたら月1回の面談や日常的な相談にしていくという流れでしょう。
なんとなく今日元気ないなとか、やっぱり、近くにいるからこそ気付ける。これが大事。
些細なことにも気付いてあげられるというのは、院長や同じ職場のスタッフにしかできないことです。それもOJT研修の一つの大きな役割でしょう。そして、我々が大事にしている「素直さ、ポジティブ思考、勉強熱心」という行動指針は、まさに行動が伴って初めて目に見えるものなので、その一歩を踏み出すサポートに使うことが大事です。それには、原理原則とともに個々の場面で具体的にどうすればいいのか、その答えをある程度は提示してあげて、ここから先は自分だよというところまでしっかりアシストしてあげなきゃいけない。そんな社内環境を整えるマネジメントの一環でしょう。そして、その一歩が出たとき、私はほんとうに嬉しくなるんです。「やれ」と言ってやらせるのもあるんですが、やはり自ら動けば、その後も自身で動いてくれるようにもなる。そういった意味では、このOJT研修は院長の縛りでもあって、マジメントへの動線でもあると思いますね。
スタッフとの総合的な接点でもあり、院長にはマネジメントを磨くチャンスにもなる。
このOJT研修の面談では、会社のことや評価のこと、そして不安・不満などいろいろ含まれてくると思います。よって、院長の役割は、会社の意図をきちんと翻訳して伝え、同時に彼らの意見や気持ちを吸い上げて上に伝えることであり、OJT研修とはそういう機会でもあると言えるでしょう。つまり、これは総合的な接点でもあるんです。
実は、私もこの機会に鍛えられました。ほんとうにいろんなスタッフを見させてもらって、その中でA君のときはこうやってうまくいったけど、B君は全然違うなとか気付きもあったし。何で彼はできないんだではなくて、それは私自身がどう振る舞うかなんだと気付いたり、私自身の成長にも繋がっていたし、正直、相手よりも私の方にメリットがあったかもしれませんね(笑)。