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KINMAQブログ「未来を変えよう、理学療法士!」 BLOG

手厚い教育制度④社内研修・臨床座談会

耳鳴りや頭痛、めまいなどにも対処するために、
筋膜マニピュレーションの奥義を身体に刻み込む。

柏院 院長/スーパーバイザー 永井秀幸

プロフィール
2020年入社、理学療法士資格保有者。北海道リハビリテーション大学校卒、埼玉医科大学大学院医学研究科医科学専攻理学療法分野修士過程卒。職務経験/北海道社会事業協会小樽病院リハビリテーション科・急性期総合病院、埼玉医療福祉専門学校理学療法学科、医療法人K.N.C桶川K.Nクリニック・ペインクリニック。

当社関係の全国の理学療法士資格保有者を対象に、2つのプログラムを開催。より重度のお悩みを持つお客様への施術のために、より実践的な筋膜マニピュレーションの理論と実技を学べます。一つは「社内研修」で、2カ月に1回、9:00~18:30の集合研修形式で実施。もう一つがオンラインの「臨床座談会」で、月一回1時間。いずれも録画され、いつでもビデオで共有できます。

 

耳鳴り、頭痛、めまい…、これまでに経験したことのないお悩みへの対応が求められている。

私たちが、筋膜マニピュレーションをベースとした技術によって改善を目指すお悩みは、耳鳴りや頭痛、めまい、PMSなど自律神経系や内科系などのより深刻な分野にも及びます。ところが、当然ながら大半のセラピストはこれらのための施術をまったく経験していないわけで、そのいち早い戦力化は必須であり、入社の決まったセラピストにはその前後に都合2カ月近い研修プログラムを提供して基礎知識の強化・トレーニングを施しています。ただし、お客様が来院される現場においてお悩みの改善を目指していくためには、恒常的なトレーニングが欠かせません。そのための主力プログラムがこの「社内研修」と「臨床座談会」で、主に15種類のより深刻なお悩みを対象として、実際の施術例を元に、その原因と考えらえる事項の検討手順や手技の一つひとつを実践的にトレーニングしています。

 

1日のプログラム。午前中は講義と質疑応答、午後はグループで実践。

このプログラムを率いるのは、私のような筋膜マニピュレーションの資格者“スペシャリスト”で、その最大の狙いはお客様の身体に触れて状態を確認する際の精度を高めること、つまり、末梢分節が姿勢に与える影響を実感することです。これによって、筋膜のライン上にある数ミリのポイントを確実に認識し、臨床推論によって指針を決めて、施術とその結果を評価できるようになります。
実際の「社内研修」プログラムでは、まず午前中に姿勢の制御など理論の詳細を講義と質疑応答で相互にやり取りしておいて、午後はグループ3人程度に分かれ1人をモデルにどんどん実技を行っていきます。その間、私が個々のグループを回ってチェックと質疑応答をしながら、現場で困っていることに対してアドバイスしています。そして、最後に全グループが発表して成果を全員で共有するわけです。一方、「臨床座談会」ではオンラインで施術例研究を行い、実際の施術例に関する相談にアドバイスして、翌月その結果を報告してもらいながら内容を深めています。

 

「社内研修」、「臨床座談会」、「解説ビデオ」、すべて使って技術を身体に刻んでほしい。

これらのプログラム以外にも、私の方には日常的にセラピストから問合せ・相談が来ますので、それを受けてアドバイスもしていますが、こういった個別トレーニングはなかなか頻度が上げられないので、最近、15種類のより深刻なお悩みのすべてに関して動画の解説シリーズを作りました。まずは、それを何度でも見て、自学自習を進めて一定に理解を深め、その上でこの実践教育を受けて体に刻み込んでほしいですね。
何しろ、この筋膜マニピュレーションというのは世界的に最新の技術なので、今も大きな進化が続いており、臨床現場の私や当院のセラピストには教科書にない新しい発見も少なくないのです。これはまさに、最前線にいる醍醐味でしょうね。ただし、そこに対応していくには、身体に触れて状態を確認する際の精度を高めて正しく基本の施術手順を踏むことが何より大事なんです。