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KINMAQブログ「未来を変えよう、理学療法士!」 BLOG

手厚い教育制度⑥院長向け社内研修

筋膜マニピュレーションの手技トレーニングが丸1日×4回。
社外講師によるグループ実践で、スキルアップする自分を実感できた。

品川院 山崎 亮

プロフィール
2022年27歳で入社 理学療法士資格保有者、千葉柏リハビリテーション学院理学療法学科卒。勤務経験/松戸リハビリテーション病院・回復期、東京品川病院・総合病院

全国の理学療法士資格保有者を対象として、より重いお悩みをお持ちのお客様に対する施術のために、より実践的な筋膜マニピュレーションの理論と実技を学ぶ「社内研修」を開催。これは、入社直後から始まる1か月の導入研修中にスタートして4回実施、以降も2カ月に1回、9:00~18:30の集合研修形式で続き、参加は自由になります。

 

初めての実践、10本のラインと200カ所のポイントに触れる。

最初の「社内研修」の4回は必須。導入研修で習った筋膜マニピュレーションの理論を背景に、実際の筋膜のライン10本に沿って200カ所のポイントを触りながら見つけ、その硬さを判断して指や肘で「圧」を加えるという手技の中心的なノウハウを学びます。ポイントは幅が数ミリ以下、凸凹もほぼないので、これを見つけ出すのは初心者には至難だし、おまけに被験者個人によって状態が異なってくるので、けっして簡単ではありません。

このプログラムは、社内外の優れた講師の方が担当されていて、私は丸1日実践でした。最初に、受講者の一人を相手に講師から施術の見本を見せてもらい、その後、3、4人のグループで順番に被験者役に実際の手技を施しながら、講師の前でやって見せて評価を受けたり、講師と一緒にポイントを見つけ出したり、念入りに疑問点を解決していくんです。

 

1ミリのズレでミートしない。その微妙さを克服すれば効果が変わる。

ただ、さすがに1~2回目は、ポイントの正しい位置を覚えるのに精一杯。何しろ、1ミリズレただけで「痛い!」って相手の反応がまるで違ってくるんです。その実感がつかめたのは、200ポイントの内のせいぜい8割方だったでしょうか。その後、現場に戻って実際のお客様と接していく中では、やっぱり半分くらい不明で迷ってましたね。

でも、2回目には、講師の方にしっかり指摘してもらって、押さえるポイントが合ってると言われた際には自信になりましたし、現場に戻って施術した時、お客様の反応がずいぶん違ってけっこうミートしてきたかなという実感もあったんですよ。やはり、1か月ごとの研修の合間に現場で実践する期間もあるので、最初は改善が見られなかったお客様にも少しずつ変化が出るようになっていきましたね。

 

後半の2回、自分の課題を持って臨むと、改善できるという実感が湧いて…。

3回目、私もスタンスを変えて、課題を持って研修に臨むようになりました。そのテーマは、押さえる「圧」。弱すぎると効果が出ず、強すぎるとただ痛いだけ…筋肉と皮膚の間にある筋膜という微妙な組織の特徴なんですが、そのポイントの位置によって適切な「圧」が必要なんです。そこで、講師に手を持ってもらって一緒に施術もしたんですよ。すると、相手の反応もいいし、その時の「圧」の強さには私自身も驚きました。そして4回目は、ポイントの場所を触って特定する速さを課題と置いて、講師と比較しながら評価してもらい、加えて、施術するときのお客様の姿勢とこちら側の姿勢についても、どうやったら有効かあるいは楽になるかアドバイスを受けました。何しろ、仕事なので長期戦ですからね。

4回受講して、どんどんスキルが上がって行く感じがあって驚いていますけど、もちろん実力はまだ70点くらいかなと。でも、病院時代に理学療法士として働いていたときと圧倒的に違うのは、私自身がいち整体師としてお客様のお悩みごとの改善を促すことができていて、自分がスキルを上げれば上げるほどその成果が上がってくるという実感でしょうか。今まで考えていた自分のほんとうの目標に、今、真正面から向かっている気がしますね。