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KINMAQブログ「未来を変えよう、理学療法士!」 BLOG

驚きの施術症例⑤/めまい-2

8年に及び悩まされ続けためまい、医療は無力だった。
その絶望に向き合い、8カ月に及ぶ施術で改善を果たした。

イオン北浦和院 東村 直輝

プロフィール
2021年32歳で入社、理学療法士資格保有者。鹿児島第一医療リハビリ専門学校 理学療法学科卒 勤務経験/国分脳神経外科リハビリテーション科・急性期、隼人温泉病院リハビリテーション科・総合病院

 

 

お客様の状態と来院の経緯

40代女性。出産の多量出血で貧血がひどく、めまいが発症。以来8年にわたって苦しみ、その間、脳神経外科をはじめ、整形外科、内科を転々として、注射・投薬・マッサージなどあらゆる手を尽くしたが改善せず。当院がダメなら、次は精神科しかないとまで思っていた。ご主人と飲食店を経営しているが、洗い物など下を向く作業が一切できなかった。

 

 

 

お客様は期待半分、不信感半分。そこで、まずカウンセリングを徹底することに。

まず、出産以来の発症だったので、骨盤周りの筋肉や靭帯の損傷の可能性を念頭に置きながら観察を始めました。すると、姿勢が右に倒れていたので、目が認識する角度が変わってそのギャップが原因となることもあり得るなと。また、めまいの時には手のしびれも強いと身体的な症状も確認したので、首周りやつながっている手の周り、背中・お腹と確認しながら怪しい部分を一通り触って行きました。結果、その半分以上が相当硬くて、なのに本人が痛がらない。つまり、感覚の閾値、痛みのセンサーがすでに鈍っていたんですね。
初回の施術では少し体が軽くなったということでしたが、ご本人にはこれは重症だと告げて長期戦を示唆しました。また、めまいはそれが出ているときが重要なので、帰宅してどうだったか教えていただくことにして初回は終了しました。

 

3回目、めまいが8年ぶりに軽くなった。そして、さらに…。

1週間後の2回目。少し身体は軽くはなったが、めまいは変わらないと。そして、3回目、いつものめまいが10だとすると8か9になった、微妙に改善したのは8年ぶりだとのこと。正直、私も悶々としていましたので、これを一つの指針として、耳の横から鎖骨の下につながり背中に至るラインに的を絞りました。しかし4回目、改善が止まって、しびれが強くなってきたという感触。初回に引き戻されたかのように、私はもう一度仮説を立て直しました。この時はとにかく、スペシャリストの永井先生に頻繁に相談したり、選択肢を示してもらったり、もう格闘していましたね。そして、5回目、しびれも少し取れて、めまいも10%くらい改善したというお話を聞けました。おかげさまで、以来、この改善がおおよそ4、5か月ほど続き、軽くなって行きました。

 

痛み止めを止める。今だ。決定的な提案をする時が来た。

そして、8カ月経った頃、ご本人が思い切って痛み止めの服用を一度止めてみたところ、一瞬、まったくめまいがなくなったとのことなんです。下を向いて洗い物をしても、大丈夫。手のしびれもない。その時、めまいは10のうち1まで改善していて、0まであと少しとのことでした。本当に喜んでましたね。良かったです。その痛み止めというのはステロイド系なんですが、時に筋膜を硬くする可能性があるんです。
病院で勤務しているころは、このような様子を見ることはなかったので、この時は、自分としては「エライことをやっているな」という感覚だったことを覚えていますね(笑)。

※効果には個人差があります。